E46 ALPINA B3Sの安全安心推進を目的としてTPMS導入検討を重ねてきた。ここにきて、大きな勘違いをしていたことが判明。BMWの仕様についての調べ方が不十分であった。これに伴い、TPMSの導入検討の見直しが必要かもしれない。
BMW E46には「RDC」標準装備されたことがない
ディーラーSさんにE46 ALPINA B3Sへの「RDC後付け」について質問をした。得た回答は「後付けの実績がないのでお勧めしない。」であった。E46のクーペ及びカブリオレは2004年11月の製造分から「RDC」が標準装備ではないかと質問を重ねた。すると、2004年11月の製造分から標準装備された「タイヤ空気圧警告システム」は「RDC」ではなく「RPA(Reifen Pannen Anzeige)」だと教えてもらった。「RDC」は直接式TPMSで、「RPA」は間接式TPMSだ。
直接式と間接式TPMS
確かにウィキペディアのTPMSに説明があった。
直接式はタイヤやホイール内部にセンサー(送信機)を取り付け、タイヤの空気圧や温度を検知し、車体側の受信機へ電波で情報を送信し、空気圧が基準外になっている場合は警報を発する。
間接的は回転数の検出はABSで利用されているセンサーを利用して、タイヤ内部の空気圧が低下すると外径が小さくなり回転数も変わる(増加する)事から、空気圧の低下を検知する方法。
(ウィキペディアより引用抜粋)
直接的は直に監視しているのに対して、間接的は理論的に検知するということになる。
日本仕様のBMW「RDC」標準装備は少ない
さらにディーラーSさんは「日本仕様でRDCが付いたのは、初代X6のハイブリット(E72 アクティブハイブリッド X6)だけだったと思います。BMWジャパンの現行モデルではRDC付きはありません。」と、教えてくれた。今後は増えるかもしれないが、2018年9月段階で日本仕様のBMWに「直接式TPMS」が標準装備されている車は少ないというか「一車種」だけとは意外だった。日本はTPMSの義務化がまだされていないのも理由の一つかもしれない。そして、「アルピナの日本仕様では、初めて現行B7(F01)/B5(G30)/D5(G30)でRDCを装着しました。この現行アルピナ3車種除いて、E38以降の日本仕様における“タイヤ空気圧警告システム”はすべて回転数差からみるRPAタイプです。」ともディーラーSさんから教わった。ちゃんとBMWのサイトに記載がある、調べ方が不十分だった。
E46 ALPINA B3Sに「RPA」は付いているのか
結論は装備されていない。これもディーラーSさんが「日本仕様のB3S(E46)にはRPAは選択されていませんでした。」と、教えてくれた。もしかしたら、コーディングでレトロフィットできる可能性もある。これは、近いうちに診てもらおうと思う。
汎用品(社外品)のTPMS 送信機の形状
ALPINA B3S(E46)にBMW純正「RDC」を後付けはしないことにした。仮にBMW純正「RDC」の部品代だけで20万円ぐらいする。「RPA」がレトロフィット出来たらこれでもいいと思う。もし、出来なかったら汎用品(社外品)のTPMSの導入を考えるが、「送信機の形状」に不安が出てきた。「RPA」の答えが出るまで待とう。
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