ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) 音振 NVH その1



いまひとつスッキリしない「 音振 」の課題。 クラッチなどの駆動系や足回りのリフレッシュをしてから発生した想定外の課題なので、スッキリしない。

振動・雑味のある音は「余計なモノ」

B3SのNVH対策メンテナンスプランがまだ定まっていない。「音振(おとしん)」には敏感なので煩わしい。現状の課題は以下の通り。

  1. 「左ドアのどっかビビり音」これはパワーウィンドウ関係を行った後から発生。依頼したが不完全。
  2. 「センターコンソールがビビリ音ひどい」これは様子見。
  3. 「サンルーフ開けるとパタパタ」これも様子見。
  4. 「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」これクラッチなど交換した後からで困っている。キレイに回転していない音、何かが偏心している感じ。依頼したが進捗なし。
  5. 「前どっか雑味のある音」ディーラーに預ける直前に気がつく。様子みる。

原因はタイヤなのか、違う感じがする

ディーラーさんに2週間程度預けて、「左ドアのどっかビビり音」と「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」の原因を探ってもらった。「左ドアのどっかビビり音」は取り付けのし直しで解消されたと思われたのだが、不完全と思われる。ビビリ音の発生箇所がスピーカー辺りからも出るようになってしまった。これは光が見えているので大きな問題視はしていない。「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」の原因がタイヤではないかというディーラーさんの診断結果だが、違う感じがしている。素人ではあるが、タイヤに起因しているところもあるかもしれないが、それよりも違うところに原因があるのではないかと感じている。

靴を選ぶように、タイヤは試し履きができない

タイヤを履き替えることで、「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」が解消されるのであればそうしている。やってみないとわからないということなので考えてしまう。また、タイヤ銘柄も今履いている「ミシュラン パイロットスポーツ4( PS4 )とはパターンが近くない「ブリジストン」などで試したほうがいいという。言っていることはわからなくもないのだが、タイヤは試し履きができないのでダメだったらまた他のタイヤということを繰り返すことには賛同しかねる。

「音振」の現象を説明するのが難しい

「音振」発生現象の条件を定義するのに難儀している。また、その音を「これです」と一度ディラーさんのメカニックマンに同乗いただき確認もした。なのだが、発生する条件が特定できていない。これがないと、対応策も提示が難しいとディラーSさんから伝えられた。もちろん、Sさんをはじめとしたメカニックの皆さんは精一杯取り組んでいる。一方で、解決に向かっていない現実があり、「音振(おとしん)」が煩わしい。

iPhoneのボイスメモを活用

先日、榛名湖へドライブに出かけた。ディーラーさんにうまく伝わらない「音振」の現象を説明できるようにする目的も兼ねてのドライブだった。やはり、途中で「音振」が煩わしい場面となる。エンジンの回転数や何速ギア、速度、アクセルON/OFFなどを気にしながら運転となる。2500回転以下がわかりやすい。運転席からは、シフトノブの下辺りが発生源と捉えてしまう。タイヤからくるウネリ音とは捉えがたい。また、コトコト音がタイヤによるものとも考えにくい。素人表現だが、どこかネジが緩んでいるからではないかと思ってしまう。ふと、思いついたのが「iPhoneのボイスメモ」を活用しての録音。ずっと録音していると、「カーナビタイム」が使えないので難儀したがちゃんと録音できている部分があった。残念ながら、コトコト音はちゃんと録音できていなかったに等しいが、次回は録音方法を工夫してできそうな気がする。

録音データをディラーさんに渡す

B3Sの音を録音した旨ディラーSさんに伝えた。ありがたい話で、渡したらそれを診断材料に活用していただけるという。結果を楽しみにしたい。ふと、思い出したことがある。広島にある「小山自動車」さんのことだ。

小山兄弟の強みは、“どんな車”でも直せること。その秘密は、兄弟の腕をサポートする道具にある。コンピューター制御された車の故障を発見する最新機器や、整備工場には珍しい聴診器など、その豊富さは群を抜いている。

道具を使い、あらゆる車の故障に立ち向かうのが、弟・博久の役割。一方、兄・明は、月に13冊も専門誌を熟読し、道具の展示会にも足しげく通う。いわばブレーン役だ。
明「何も知らなかったら、お客さんに迷惑がかかるでしょう。(整備士は常に)お客さんの上にたっておかにゃ。」

(NHK プロフェッショナル仕事の流儀 第283回 HPから引用)

『ただ「直す」だけなら、それは「整備」とは言わない。客が気付かないことも気付き、追求し続けてこそプロ』こういう考え方は大好き。機会があれば一度訪問したい。