マグネットボルトが鉄粉をキャッチする効果は、トランスミッションオイルの交換で確認済みだ。磁力による一種のフィルター効果として十分に機能している。新たに、ALPINA B3S E46のエンジンオイルフィルターハウジングにマグネットを付けることにした。
マグネット取付対象はエンジン・トランスミッション・デフ
金属同士が擦れて細かな金属片すなわち鉄粉が出るのは仕方がない。この鉄粉を磁力で濾過するという考えは、車に限らず歯車を多用する工業機械分野では目新しいものではない。鉄粉フィルターとして磁力を活用しようと、世の中にどんなものがあるかは以前調べた。
このときに「強度しっかりしていて、磁力も強く、何かあったときに元に戻しやすいもの」を選定の指標にした。パワーステアリング用などオイルパイプ(オイルライン)の途中に設置するものは今回やらないことにした。マグネット取付対象はエンジン・トランスミッション・デフの「ドレンボルトタイプを追加」と「エンジンオイルフィルターハウジングにマグネット取付」にした。
ALPINA B3Sに取付けたマグネットは4種類
総走行距離145,635km時点で取付しているもの記録。(今回実施分含む)
- エンジン用ボルト、アウトプット側1個
- エンジン用オイルフィルターハウジング、磁石4個
- トランスミッション用ボルト、インプット側とアウトプット側に各1個(INとOUT共通)
- デフ用ボルト、インプット側とアウトプット側に各1個(INとOUT共通)
エンジンオイルフィルターハウジングにマグネット
上の赤枠のところにFILTER MAG 2個 取付と思ったが、スペースの問題で1個しか付かなそう。
もちろん、FILTER MAG1個でも役割は果たすと思う。そんなとき、ひょんなことからオイルフィルターハウジング用マグネット(磁石4個で1セット)を入手できた。オイルフィルターハウジング専用かどうかまではわからないが、磁力は強いと思う。下の動画だとわかりにくいかもしれないが、4個くっ付いている状態から、4つバラバラにするのに結構力を要した。
オイルフィルターハウジングに付ける場所
念のためにオイルフィルターハウジングの断面図を見る。「Large O-ring on Cap」と書いてある下のあたりとなる。キャップとハウジングのネジ勘合部になるだろうか。厚みが少々あるので、磁力減衰してしまうだろう。取付けるマグネットの大きさは直径2センチ程度。
これを時計の「12時・3時・6時・9時」の位置に耐熱テープなどを用いて取り付ける。もし、何かあっても取り外しも簡単だ。
次回エンジンオイル交換時にチェック
次回のエンジンオイル交換のときにどうなっているかをチェックする。また、マグネット自体が取れることはないと思うが、これは時々チェックしようと思う。
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