ALPINA B3S E46のタイヤ交換を総走行距離165,268kmで実施した。交換前のミシュラン パイロットスポーツ4( PS4 )での走行距離は30,728km。タイヤの山は7分とまだまだ残っていたのだが、スポーツタイヤからコンフォートタイヤに思い切って交換。新しいタイヤの銘柄はブリジストンのREGNO GR-XⅡを選択。高い静粛性を得ることができた。
交換の最後の後押しはフラットスポット?
少し前より、タイヤからウォンウォンと音がする気がしていた。ハブベアリングが原因でもウォンウォンという音がすることも多い。実際、総走行距離135,067で前後同時に交換しているの。それから約30,000km走行しているが、ディーラーのメカニックさん、セカンドオピニオンのYさん共に、ハブベアリングではなくタイヤからと指摘をいただいていた。空気圧をあげたりして、消すことを試みたのだが上手くいかず。NVHには敏感なので、我慢し難くタイヤ交換することにした。
3つのパターンを考えた
パターン1 | パターン2 | パターン3 | |
Front | 205/50R17 | 225/45R17 | 225/40R18 |
Rear | 225/45R17 | 255/40R17 | 255/35R18 |
Primacy 4 | ✔︎ FとR共にXL規格 | ✔︎ FのみXL規格 | |
Pilot Super Sports 4S | ✔︎ FとR共にXL規格 | ||
REGNO GR-XⅡ | ✔︎ | ✔︎ |
18インチそのままのサイズの他に、インチダウンして17インチを2パターンを考えた。快適性の向上を狙って、17インチにインチダウンは、以前も考えたことがあり17インチのホイールも既に4本揃えている。
17インチにインチダウンは見送る
17インチにしてミシュランのプライマシー4のにしようと、1ヶ月程前までは最有力候補だった。アクティブハイブリッド3が燃料タンクのリコールによる交換となり、その際にG30の5シリーズ523dを代車でお借りした。その523dに付いていたタイヤがミシュランのプライマシー4だった。いつもと同じ道である、一般道と首都高速を何度か走った感想はブリジストンのS001を履いているアクティブハイブリッド3の方が心地よかった。もちろん、走行スピードもいつも通りで変わらない。パイロットスーパースポーツ4よりは乗り心地含め好みの感じなのだが、プライマシー4の独特の高音が出るという感じが好みではなかった。こうなると、17インチだとブリジストンのレグノGR-XⅡになるのだが、18インチでのレグノGR-XⅡに興味があるので、17インチは見送ることにした。
自分の好みは「コンフォート>スポーツ」
静粛性や乗り心地を重視する好みは変わらない。理想はグリップ力やウェット性能も備わりつつ、静粛性が高いタイヤ。パイロットスーパースポーツ4はある程度の時間、B3Sを運転しているとゴーというロードノイズで、耳がジーンとしてくる。このゴーという音も今回タイヤ交換の動機の一つ。最後まで悩んだのは、パイロットスーパースポーツ4SとレグノGR-XⅡのどちらにするか。パイロットスーパースポーツ4Sは2020年1月より日本でも18インチサイズが販売されるようになった。セカンドオピニオンのYさんは実際に履いてみたら、PS4よりもPILOT SPORT 4Sの方が静かだったと教えてもらったことがある。
XL規格か静粛性か
F:225/40R18、R:255/35R18のレグノGR-XⅡはXL規格ではない。ALPINAはXL規格が乗り心地のエッセンスになっているとディーラーさんから教えてもらったことがある。XL規格を優先すると、パイロットスーパースポーツ4Sになる。静粛性を優先すると、レグノGR-XⅡだと考える。少なくとも、パイロットスーパースポーツ4SがレグノGR-XⅡよりも静粛性に優れることはないだろう。今回は、静粛性の評判が高いブリジストンのレグノGR-XⅡを選択。
ブリジストン のタイヤならパドック246
早速、世田谷のタイヤ館パドック246さんに電話しF:225/40R18、R:255/35R18の在庫確認をお願いした。結果は在庫あり。パドック246さんの在庫管理は素晴らしいと毎度感じる。昨年、アクティブハイブリッド3がパンクしたときもちゃんと在庫があった。ちょうどピットが空いているとのことで、30分程度で到着。お店の方に、ウォンウォン音がタイヤからかどうか念のためテストランをお願いした。ハブベアリングが原因かもと述べられていたが、テストラン結果タイヤからの可能性が高いということになり、既に電話の段階で準備されていたレグノGR-XⅡへ交換が始まった。
レグノGR-XⅡに換装
レグノGR-XⅡの製造日はフロントが2021年3月(12週)、リアが2020年12月(49週)。いつものように手際よくチームプレイでのタイヤ交換。パドック246の方々はアルピナホイールのセンターキャップ&センターバルブのことも当然知っている。テキパキとタイヤホイールが外され、バランスウェイトも剥がしていく。パイロットスーパースポーツ4の山は十分残っている。目視では、片減りなども見当たらないとのこと。
あっという間に、ホイールにレグノGR-XⅡが組み替えられていく。その間に、上の写真「上」はハブをワイヤーブラシで磨いて、錆止め剤を塗布しているところ。もちろん4本とも行ってくれます。ありがたい。そして、「下の2枚」は、タイヤ館のセンターフィット・サービス「B-SYSTEMセンタリングマシン」を使い、タイヤに特殊な振動を与えながらナットを締め付けることで、正確にタイヤの中心を車軸に装着しているところ。タイヤを車軸の真ん中にフィットさせると、走行中のクルマの振動が軽減し、ハンドリング、直進安定性、コーナリング性能の向上につながるというもの。
取り付け完了したところで、再度テストランをお願いした。ウォンウォン音は消え、そして狙い通り静粛性も良くなったという結果を教えていただいた。
200km程度走行した感想
NVHで気になっていた2点ともよくなり、私はレグノGR-XⅡに交換して良かった。B3Sがレグノを履くことによってどうなるのかは一度試してみたかったこともある。やはり、実際に体感しないとわからないことは多い。表にするとこんな感じになる。
よくなったところ | 気になること |
ウォンウォン音が解消 | 急なカーブだと、ほんの少し踏ん張りが足りない |
ロードノイズのゴー音が大きく減少 | 気がつくと、いつもよりスピードが出ている |
全体的にマイルドになり、乗り心地が向上 | パイロットスーパースポーツ4Sと比較してみたい |
非常に静粛性が高くなり、且つ乗り心地向上したので、気がつくとパイロットスーパースポーツ4のときよりもスピードが出ていてことがある。機会があれば、パイロットスーパースポーツ4Sも体感し比較してみたい気もするが、しばらくは自分の好みのレグノGR-XⅡでの運転を楽しめることが嬉しい。
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