ALPINAやBMWに限ったことではないが、車の状態やユーザーが指摘していることを把握するのに時間がかかるなあと思うこの頃。アルピナ B3 S ( E46 )を長く乗りたい上での考え。
経験値なのかセンスなのか
BMWに限ったことではなく、車は使っていれば劣化していく。置いておくだけでも経年劣化が進む。どこが劣化しているのかは、私のユーザーレベルだとわからないことが多い。しかし、乗っていてこんなことがあったということは把握してプロに伝えることはできる。音・振動がほとんどだ。なぜなら、乗っていて気になってしまい気持ち良くないからだ。伝えた内容から推測して原因を特定することをプロに求める。車を預けて一回で特定できる方が私は好きだ。「見たのですが、問題ありません。」は困るのである。これは経験値なのかセンスからくるものなのかわからないが、期待に応えてほしいのが望みだ。
4回目以上の車検
車には車検がある。新車から3年、以降は2年に一回。(昔は、10年超えた車は1年に一回。)車が安全・安心して乗れるように点検する制度だ。車検をなんとかギリギリ通すだけにすることもできる。最初から、何年乗ると決めて車を購入する人も多い。なので、年間走行距離が少なければギリギリ通すだけの車検もありだろう。車検の回数だけでいうと4回目以上の車検をどのくらいこなしているか。4回目の車検通すということは10年乗るということである。そういう車やユーザーをどのくらい相手にしているかもメンテナンスをお願いする相手を選定するときに重視したい。
一年につき1万キロ以上は多走行車?
月に1,000キロ乗ると年間12,000キロ。週末に片道150キロ走れば、往復で300キロ。これが月4回としても月間1,200キロを走行となる。これって多走行車なのかなあと感じる。聞いたところによると、7万キロを越えると下取りに出すときに査定額が下がるらしい。単純計算で、7万キロを多走行車で言われる年間1万キロで割ると7年。3回目の車検で7年目。このことからも、4回目の車検をこなしている回数を預ける選定にあたり重視したい。
テストドライブ方法も重視したいポイント
メンテナンス依頼をすると、即そのまま状況把握のために「近くを一周する」ところと「そうでないところ」がある。経験上では、前者のところは診断力が高い。埼玉と長野と大阪で感心したところがあるのだが、皆前者のスタイルである。一周でわからなければユーザーに運転をお願いしてさらに一周ということもある。何が起きているのか、何がユーザーの訴えなのかをなるべく正確に把握しようとする。道路の路面がいいところ、ロードノイズが出やすい悪いところ、適度なカーブなどが混じった診断のためのテストコースをいくつか決めているようだ。メンテナンスが終わった後も、同様のテストドライブを通して治ったかかどうかを判断している。正常な状態を体でも理解しているからできることだろう。
これも時代の流れなのか
新車登録からさほど年数が経っていない車をメインに扱うことが多いところが増えている。年数も相当経っていたり、走行距離もかなりの車に出会う機会が減っているのは時代の流れで仕方がない。一方で、新しくても古くても「ユーザーが伝えようとしていること、何が起きているのか、何がユーザーの訴えなのか」を把握するレベルが下がっては困る。把握する方法は、体感でも機械による測定でも構わない。メンテナンスに預けて何も変わらずに戻ってくるのは困る。
ディーラーさん頑張って欲しい
贔屓になってしまうが、私はディーラーさんが好きだ。純正品はもちろんだがディーラーさんでメンテナンスすると安心するのだ。もちろん、セカンドオピニオンとしてお付き合いさせて頂いているところはある。実際に、私がセカンドオピニオンとしているところの社長さんは経験だけでなく診断機器も十分に併用している。こちらの社長Yさんは人柄もいい。何よりも、車が好きなんだと思う。なので、車からも訴えを感じ取っているのではないか。ディーラーさんに伝えてもなんとも無いと言われた「音」があった。Yさんも最初わからなかったのだが、2周目で「ああわかりました。」となった。こういう姿勢の部分をディーラーさん頑張って欲しい。
車への愛情
車への愛情が変わらないどころか、ALPINA B3 S( E46 )には増している。誤解を恐れずにいうと、年数も距離も長くなった車もディーラーさんは販売したときと変わらずに応えられる体制を維持いただけるともっと嬉しい。
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